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コンポストとは

コンポストとは「堆肥(compost)」や「堆肥をつくる容器(composter)」のことです。家庭からでる生ごみや落ち葉、下水汚泥などの有機物を、微生物の働きを活用して発酵・分解させ、昔から伝承されてきた日本の大切な知恵のひとつです。

LFCコンポスト コンポストとは? より参照

個人的に堆肥作りなどという言い方もします。

田舎では、よくお家に堆肥を作る場所があったり、庭に大きいコンポストは置いてあったりするのをよく見かけます。

今では、私を含め若い年代の方など循環型の生活をしたい人が暮らしに取り入れていれているのをよく聞きます。(とても嬉しい!)

最近、私の友人も「コンポストを始めたよ!」と連絡をくれました🪱🌱

コンポストを始めてくれてありがとう🌷✨

コンポストに興味はあるけど、どうしたらいいのか分からないあなたへ

今回のコンポストの記事で共生への一歩を踏み出すお手伝いができたら幸いです!

ぜひ読んでいただいて、コメントを共有していただけると嬉しいです!

これからはコンポストと共に🌱

なぜコンポストが大切なのか一緒に見ていきましょう!

ゴミ問題

気候変動や環境問題への早急な対応が叫ばれている現代においてゴミは無視できない存在です。

大量生産・大量消費・大量廃棄が当たり前になった時代

なんでも安く買えてしまうため、長く使うことよりも新しいものに取り替えてしまった方が効率がいいと思いがちですが、実際はコスト(負担)の方が大きく、全くお得でもなく効率もよくありません。

安さの裏には莫大なコスト(負担)が隠れていることがあります。

そもそも昔はゴミというものはありませんでした。

存在する全てものもは有機物で自然に還るものでした。

全てが自然の循環の輪にあり、誕生と死の繰り返しの中で土を通して循環していました。

今で言う「捨てる」という行為が「自然に還す」という役割にあったように思います。

しかし、現代では薬品などの化学製品やプラスティックなどの無機物が日常にあります。

昔のように土還しても、自然派分解できずに残り、これがゴミになります。

ただゴミになるだけでなく、害を及ぼすこともしばしばです。

空気汚染や水質汚染など環境汚染もこれに由来します。

ゴミの埋立

いらなくなったものは「ゴミ」として捨てられます。

ゴミの焼却の過程で、地球温暖化や気候変動の原因である温室効果ガスが発生します。

さらに、日本では埋立地がなくなる懸念があります。

環境省の発表によると約21.4年後には埋立地がなくなる(*1)とされています😲

*1https://www.env.go.jp/press/109290.html 

埋立地がなくなるとゴミを捨てる場所がなくなります。

日本が海外に不要なゴミを主に東南アジアに輸出して現地で環境汚染や健康被害を起こしてきました。

私たちが出すゴミが、他の誰かや生命を傷つけています。

このまま加担し続けますか? このままでいいのでしょうか?

フードロス(食品廃棄)

フードロスとは、食べられるのに廃棄、もしくは食べないで腐ってしまう食べ物のことです。

日本では、毎日一人当たりおにぎり一個分捨てている計算になるそうです(*2)💦

なんとも、日本は食料自給率38%と低い上に、食べ物を無駄にしていることになります。

*2 https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html

以前、某コンビニ(FM)で恵方巻きのバイトで2日働いたことがありますが、海苔が切れたり、恵方巻きが少しかけたり、崩れたりしただけで廃棄になります。

恵方巻きを作っている所では大きいゴミ箱があり、そこは食べられるのに廃棄される運命にある食べ物で埋め尽くされていました。(恐ろしい量です)

日本には、八百万の神といい何ごとにも神が宿っていると言い大切にする文化がありました。

また、食べ物は頂いてしまうのは一瞬ですが、作るまでにはとても時間がかかり、食べ物自身や生産、加工などの工程で多くの人が関わってくださっています

私は、小さい頃から食べ物も残さずに食べることが当たり前でした。

資本主義社会の中では、何事とも資本(お金)優先の行動をとりがちだと感じます。

本来、私たちは小さい頃に「食べ物を大切にするように」と教えを受けますが、現実世界は矛盾だらけ。

食べ物の廃棄が当たり前になってしまっています。

日本は、食料自給率が38%と低い上に、その大切な食料を無駄にしてはいけません。

アボカド

私たちが食べているものは世界各地から輸入されています。

そして、それは過度に生産者の方々や環境に負荷がかかっているということも忘れてはいけないと思います。

例えば、アボカドの生産にはたくさんの水を必要とします。

コロナ禍の現在(2022年2月)、感染予防対策として手洗いはとても大切ですが、その水を惜しんでまでアボカド栽培へ水を回しているそうです。

健康志向の高まりや食の多様化により、アボカドの需要も上がり、スーパーにも必ずと言っていいほどアボカドを見ますが、ここまでしてアボカドを食べる必要はあるのでしょうか。

誰かの不幸や苦労の上にある幸せは幸せなのでしょうか?

食べ物のエネルギーは私たちの体にも伝播します。

私たちはアボカドを食べて本当に健康になれるのでしょうか?

もちろん、アボカド大好きという方もいるのは承知ですが、自分の心地よさだけでなく、自分をこえ非自己の領域まで意識を高めれるかで本当の幸せや生きがい、また生命力(エネルギー)が変わってくると思います。

日本には「身土不二」という言葉があります。

これは、私たちの身体と私たちが存在する地域は分けることができないという意味です。

その土地それぞれにあった栄養はその土地で採れた作物で満ち足りるということです。

その土地の気候や環境で育った作物には、その土地で生きる生命にとって必要な栄養が十分に備わっています。

食料自給率アップの観点から地産地消が推進されていますが、日本の知恵には地産地消の教えが昔からあるのです。

コンポストは循環型社会には欠かせない!

コンポスト(堆肥作り)は、元々日本にも根付いていた文化でした。

現代では、なかなか馴染みのないものですが、持続可能性や循環型社会への移行が進んでいる中でコンポストにはとて重要な役割があります。

以前留学して1年ほど住んでいたカナダのバンクーバーでは生ごみは燃えるゴミと区分され、生ごみだけで収集されていました。

生ごみは堆肥化され、肥料となり土に還ります🌱 循環のサイクル

このようにゴミをただのゴミではなく、見方を変えることでゴミが宝にもなります。

英語のことわざで「誰かのゴミは、他の誰かにとっての宝」というのがありますが、どのように捉えるかで見方がかなり変わってきます。

生ごみは水分が80% もあり質量もあるので処理が大変です。

コンポストという選択肢があるので、わざわざ石油エネルギーを使って燃やす必要はなさそう。

エネルギー効率は全然良くない。(ぼやき)

コンポストはゴミ削減に効果的!

コンポストは生ごみを土に還し、循環のサイクルを生み出します🌱

今までゴミと認識していたものが畑の肥やしになるって最高!!

コンポストの取り組みは、ゴミがあるという前提ではなく、3R(リデュース・リユース・リサイクル)あってのRot(堆肥化)です。

あくまで、「いらなくなったものや腐ってしまったものは、コンポストに入れてしまえ〜」ということではありません!

不必要に食料だけでなく物を溜め込まないことが持続可能な循環型の生き方において大切です。

コンポストのある暮らし 利点

①ゴミが減る

コンポストをすると生ゴミが有効活用でき、ゴミが減ります。

毎週ゴミ出しの必要もなく、悪臭ともおさらば!

さらに、ゴミとして出すもののほとんどがプラスティックなのでゴミ袋が軽い(これからはもっとプラスティク削減に取り組みます)

現代はプラスティックのように自然に還らない(非生分解性)ものが多いですが、コンポストで少しでも有機物(自然に還るもの)を堆肥化してゴミを減らすことができます!

②自家製肥料が作れる

生ごみが堆肥になるので、堆肥を肥料として使うことができます。

家庭菜園やガーデニングをされている方にもおすすめです。

また、コンポストを始める方には小さくてもいいのでお家で野菜やハーブを育てることをオススメします!

自分で作ったコンポスト肥料で野菜を育てることで、生命の循環の輪に加わることができ、自然や生命とのつながりも生まれます🌱

自然との共生のスタートになりますよ!

自分で育てたものをいただくことは感慨深く、お金には変えることができません。

私も作っている野菜の肥料として使っています🥕

野菜も健康に育ってくれます🥬✨

コンポストのある暮らし ポイント

ポイントは、ズバリ生ごみを細かく砕いて入れることです。

細かく砕けているものだとコンポストの分解が早く進み、早く堆肥化します。

砕いて入れなくてもいずれ分解しますが、分解の速度が遅めです。

細かく砕いていれることで、微生物にとって食べやすいので分解も進みます🪱🦠

また、骨や味の濃いもの、塩分の多い汁、油などは多くは入れないようにしましょう!

オススメのコンポスト6選

①LFC コンポスト

都市で生活する私たちは、日々の忙しさに追われスーパーやコンビニで食を調達し、食べ残しや調理くずはごみとして処分し、そのほとんどが焼却されています。二酸化炭素を出し資源を燃やすなんておかしな話ですが、それがあたり前になっています。「世界中の昆虫がこの世から消えれば、人類社会は2~3ヶ月で破滅するだろう」(エドワードウィルソン著)という本があるように自然環境の中に人間活動があり、資源をどう長生きさせていくか、エコフレンドリーに暮らすかが大切なのだと自覚しました。

多くの人の課題を解決するためには「都会でもできる簡単、便利でシンプルなコンポスト」の開発が重要でした。この複雑な世の中で、忙しい人が自分事としてものごとに取り組むのは「半径2km」。その小さな単位内にある”小さな循環”の世界観こそが重要だと感じ、気づいてしまったからには、じっとしていられませんでした。

環境問題は多くの人にとってはヒトゴトであり、自然と分断された暮らしでは仕方がないと諦めていましたが、うっすら光が見えてきました。

LFC コンポスト ウェブサイト 私たちの想い こちらより 

LFCコンポストは以前一人暮らしをしているときに使ってました。

LFCの循環型社会への想いが詰まったコンポストです!

コンポストというものだけではく、会社の価値がとても共感できるのでこちらのLFCコンポスト推しです!

私が今まで使ったコンポストの中で1番のパフォーマンス!!

使いやすさはもちろんのこと機能性も優れています。

バッグになっているので持ち運びに便利で、堆肥が出来上がったらそのままプランターとしても活用できる優れもの!

フェルト生地のジップの付いたバッグにコンポストをしていくので、虫がわくこともなく、臭わない!!

都会暮らしやアパート暮らしの方に特にオススメです!

さらに、LFCコンポストは基材もセットになっているので一緒に揃えることができます。

基材は生ごみと混ぜるだけで2−3週間で堆肥に生まれ変わります。

日光の当たる風通しのいいところに置くのがベスト!

私は土の代わりに堆肥を使って野菜の種を植えていました🥬✨

栄養があるからか苗がよく育っていた記憶があります。

ふるさと納税の対応していて楽しく取り組めそうです↓

②ボカシコンポスト

ぼかしコンポストは5年前に初めてコンポストを始めた時に出会いました。

ぼかしコンポストは他のコンポストと比べて土のようにすぐ使える堆肥にはなりませんが、コンポストの液が肥料EMとしてできるます!

出来上がったコンポストは土に混ぜて堆肥として使えます。

家庭菜園の無農薬のお野菜作りのいいお供になります。

手作りのEM液肥は、お野菜をぐんぐん成長させ健康で生き生きしてくれました🥬✨

③ダンボールコンポスト

段ボールは手に入りやすいので、コンポスト容器が節約できてラッキー!

雨に当たらないところに置いておけば、簡単には破れないのでコンポストができます🌱

私は段ボールでコンポストを作ってそのままそこで野菜の種を蒔いて育苗したり、野菜を植えて育てたりしていました。

コスパ最高!

④ミミズコンポスト

Earthworms

ミミズコンポストで活躍してくれるミミズはシマミミズと言われるミミズになります。

畑に普段いるミミズちゃんは野菜カスなど食べないそうです。

シマミミズは縞模様が特徴的です。釣具店で販売されているそうですが、ネットでも購入できます。

シマミミズをはじめミミズは、土を肥やしてくれる大切なパートナーです!

ミミズは、人間にとって循環のあるべき姿のお手本です。

本来、地球に無駄なものはなくゴミはないのです。

全てが循環し合う巡り巡って新たな循環を生み出しています。

ミミズは有機物を分解し糞をします。

その糞が、土壌にとっていい栄養になります。

美味しい野菜や果物ができるのは全て土の微生物のおかげです!

シマミミズは、野菜カスはもちろん新聞紙や段ボールなどの紙類まで食べて分解してくれます。

シマミミズも生き物なので、味が濃く刺激の強い食べ物や油などは多く入れないように注意が必要です。

私も、家で自然菜園をしているので畑にもシマミミズちゃんを入れました🌱

土がいい感じでできています🪱🌱✨

⑤土中式コンポスト

現在土中式コンポストをしています。

バケツのような形のコンポスト容器で底が空いているので、土の中に容器の底を埋めて使います。

こちらは庭がある方にオススメです!

かなり大容量でたくさん堆肥が作れます。

私はこれにシマミミズ🪱の力を貸りて自家製堆肥を作っています!

土中コンポストも菌床を入れて堆肥化しますが、腐葉土や米ぬかで代用可能です。

家にある土を混ぜてもいいですが、土だけだとなかなか堆肥になりにくかったです。

微生物の多い土や米ぬかが発酵を促進するのでオススメです🌱

堆肥化すると土のようになってすぐ土として使える点がいいですね!

⑥手作り木製コンポスト

上の木製コンポストは参考までに↑

自然素材の木で作れば、オリジナルで自分だけのコンポストが作れますね!

木材なので劣化して処理に困ることもなく、そのまま置いておくと土に還ります🌱

プラスチックのように劣化してボロボロになりマイクロプラスてや汚染に困ることもなし!

何より自分好みでおしゃれに作れて、しかも自然にも優しい🌱✨

庭がある場合は、大きめにコンポスト場を作ることもできます。

ベランダでも、好みのサイズに調整できるので簡単にDIYができますね!

最後までご覧いただきありがとうございます🌷✨

コンポスト始めてみたいけど、迷っていたりどのようにするかもっと知りたい方はコメントよりお願いします!

あなたの循環型ライフへのお手伝いができれば幸いです♻️

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